Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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むらのかじやさん

村のかじやさん

小川 未明

Lesen Sie 村のかじやさん (むらのかじやさん) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N4. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N4 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 823 Zeichen · 2 Bildschirme

Aozora Bunko

村のかじやさんは、はたらき者で、いつも夜おそくまで、テンカン、テンカンと、かなづちをならしていました。

ある夜、きつねが、あちらの森で、コンコンとなきました。

かじやさんは、「お正月の休みに、きつねをとってやろう。」と、思いました。

かじやさんは、自分の手で、ばねじかけのおとしを作りました。

はたらき者のかじやさんも、お正月には仕事を休みました。

雪がちらちら降っています。かじやさんは、うらのはたけへおとしをかけました。

晩になると、きつねが、あぶらげのにおいをかぎつけてやってきました。

「お母さん、こんなところに、どうしておいしいものが、おちているのでしょう。」と、子ぎつねがふしぎがりました。

「まあ、あぶないことだ。これは、おとしというものです。さあ、早く、こちらへおいで。」と、母ぎつねは、子ぎつねをつれてゆきました。

「お母さん、だれが、あんなことをしたの?」と、子ぎつねがききました。

「だれがするものか、あのかじやさんだよ。」

「はたらき者だけれど、わるい人ね。」

「なに、私たちをそんなばかだと思っているのでしょう。」と、母ぎつねが笑いました。

かじやさんは町へご年始にいきました。