Japanische Klassiker mit Furigana
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とうきようのはね
東京の羽根
小川 未明
Lesen Sie 東京の羽根 (とうきようのはね) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.099 Zeichen · 5 Bildschirme
このとき、白と赤のまじった羽根が、荷の間から出てきました。
「やあ、どこで、こんなのが乗ったかな。」と、眼鏡をかけた、運転手は笑って、ポンと往来に投げました。
羽根は、ちょうど都の空で、義雄さんと、みね子さんに突かれて、ひらひらと空に翻って落ちたときのようなかっこうで地面へ落ちたのでした。
往来では、勇坊と時子さんが、寒そうに懐手をして遊んでいましたが、羽根が落ちてくるとすぐに二人は、走り寄りました。
「東京の羽根だ、二人でついて遊びな。」と、運転手は、笑いました。
「東京の羽根だってさ。」と、時子さんは、目をまるくして、なつかしそうに手に持った羽根を見つめました。
「東京は、お正月なんだね、この自動車は、東京からきたんだ。」と、勇坊は、どろのはねが、おびただしくついたトラックを物珍しそうにながめました。
「私家へいって、羽子板を持ってくるわ。」
時子さんは、二つ羽子板を持ってきました。二人は、羽根をついていました。すると、近所の子供たちが集まってきて、
「もう、羽根をついているの?」といって、ききました。
みんなは、かわるがわる、その羽根をついて遊んでいました。