Japanische Klassiker mit Furigana
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まつとふじげいぎのかえもん
松と藤芸妓の替紋
三遊亭 円朝
Lesen Sie 松と藤芸妓の替紋 (まつとふじげいぎのかえもん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.921 Zeichen · 94 Bildschirme
中にべた/\/\と坐った。
庄「左様とは心得ませんで……どうも誠に失敬(失敬たって殺しちまっては間に合いませんねえ)何うかお助かりは……」
奧「えいや助からん」
と苦しい中で懐から金を取り出し、
新「……五百円、それに此の金側の時計も別して記のある訳でない、お持料になされて下さい、他の物は記が有りますから………此処にあなた様が居ると、もし夜廻りの者が参っては相成りませんから、お早く往って、何うぞ早く往って下さい……急にお身請になると感付かれると成りません、一二ケ月経ってからでございますぜ、お早く/\」
早く/\という声も最う息も急しゅうなりまする様子。此の頃は巡査という役もございませんけれども折々は邏卒という者が廻りました時分で、雨は降りますけれども妻恋坂下、何う成るか此方も怖いのに心急くから、其の儘に藤川庄三郎は、五百円と時計と持って御成街道の方に参りますと、見送った新助は血に染ったなりひょろ/\出て、向うの中坂下について、あの細い横町の方に参り、庄三郎に突かれたなり右の手を持ち添えて、左から一文字にぐうッと掛けて切った、此方(左)の疵口から逆に右の方へ一つ掻切って置いて、気丈な新助、咽喉を一つぷつうりと突いて倒れました。