Japanische Klassiker mit Furigana
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まつとふじげいぎのかえもん
松と藤芸妓の替紋
三遊亭 円朝
Lesen Sie 松と藤芸妓の替紋 (まつとふじげいぎのかえもん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.921 Zeichen · 94 Bildschirme
奴はありません、無闇に金ばかり溜めて高利を取って貸すんでげすが、二月縛りで一割の礼金で貸しやアがって、彼の位の者は沢山ア有りませんね、それが何うもあゝいう奴は娘を抱えると、直に美代ちゃんのお母が死んでしまうと、往き所の無えのを幸にずる/\べったりに娘に為ちまッたんでげすが、あんな運の好い人はありやせん」
旦「何か情夫でも有るのかえ」
三「なにそんな者はありません、只温順しい一方で、本当にまだ色気の味も知らない位でげす、付合で何処かへ往けなんてえと御免なさい、お母さんに叱られると云っている位なんで」
旦「何うかして彼の娘を呼出す工夫をして居るんだが、お母に取入ってお母と付合になっちまってから、其の後彼の娘をお貸しな、上手へ往くとか、一晩泊で多摩川の鮎漁へ往こうと云っても、若い者じゃア婆さんも油断はしめえが、此方は最う四十の坂を越えて居るから安心するだろう」
三「貴方上手なんぞへ連れてって何うなさるんで」
旦「いやさ、彼の娘を連れてッて、情夫がある種を知って居るから両人しっぽり会わして遣ろうッてんだが何うだえ」
三「こりゃア恐れ入りやしたね、何うもこれは出来ない