Japanische Klassiker mit Furigana
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まつとふじげいぎのかえもん
松と藤芸妓の替紋
三遊亭 円朝
Lesen Sie 松と藤芸妓の替紋 (まつとふじげいぎのかえもん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.921 Zeichen · 94 Bildschirme
駒込片町の安泊に居りまして、切通しの坂を下りてよう/\此処まで来る中に二度転んだと云う俄盲でございます。柳川紬の袷一枚、これも何うも柳川紬と云うと体裁が宜いが、洗張りをしたり縫直したりした黒繻子の半襟が掛けてあるが、化物屋敷の簾のようにずた/\になって、王子の製紙場へ遣っても宜しいという結びだらけの細帯、焼穴だらけのあめとうの前掛が汚れ切って居ります、豆腐屋の物置から引出したと云うような横倒しに歯の減った下駄を穿いて、ぶる/\慄えながら、
豐「お母ちゃん、ちゃア此処だよ/\」
ふみ「はい………御免なさいまし」
女「はい………おや/\いけない………其処を明けちゃアいけない、北向だから、此処の家は風が這入って寒くていけないから………もう出てしまって有りませんよ」
ふみ「いえ私は物貰いではございません、三八さんのお宅は此方でございますか」
女「あゝあ………はい手前でございます……お師匠さん貰人が来ましたよ、一夜明ければ直に来るんだから驚くね何うも」
三八「どなたで……何方で……」
ふみ「はい誠にお久しゅうございます、私は奧州屋の家内で」
三八「へ、へいへいこりゃア何うも御新造………何うもあなたお目が悪くおなんなすって、おゝこりゃアお目が………おい/\婆さん、あのね足を洗わなければならない、跣足だ、雪の中を跣足で、