Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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まつとふじげいぎのかえもん

松と藤芸妓の替紋

三遊亭 円朝

Lesen Sie 松と藤芸妓の替紋 (まつとふじげいぎのかえもん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.921 Zeichen · 94 Bildschirme

Aozora Bunko

奴でも分ったら、眼が見えなくとも武士の家に生れた女、亭主の仇を尋ね探して討ちたい心も有りましたが……あゝ斯様に盲人に成りましては」

美「おゝ不思議な御縁でお目に懸りました、私の兄の女房なら私の為にはやっぱり姉さん、兄さんの敵だって討てない事は有りません、ねえ庄さん、お願ですから若しも敵が知れましたら、藤川さん貴方も以前はお旗下ではありませんか、たとえ女の細腕でも武士の家に生れた私です、一生懸命になりますから、助太刀して、屹度知れたら、敵を捜して討たして下さい」

というのを聞いて居りましたおとよが七歳では有りますが、怜悧な子でありますから、

豐「お母ちゃん、お父ちゃんを殺した奴が有れば、豐ちゃんも敵を討ちます、この叔父ちゃんに手伝って頂いて、ね叔父ちゃん手伝って敵を討たして下さいよ」

ふみ「あい/\よくお云いだ/\、死んだお父さんが草葉の蔭で聞いたらさぞお喜びなさるだろう………親孝行の事を云っておくれだ」

三「へい感心々々感心」

ふみ「只今の世の中では敵を討つことの出来ない世の中とは予て聞いては居りますが私は昔風で、何うか敵を討ちとうございます、もし敵が知れたらば私さえ殺されゝば宜しゅうございましょうから、何うぞ敵を討たして下さいまし」