Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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きりゅうつうしん

桐生通信

坂口 安吾

Lesen Sie 桐生通信 (きりゅうつうしん) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 16.394 Zeichen · 33 Bildschirme

Aozora Bunko

「ローマの休日」の筋そのものがそっくりタカラヅカではないか。女王さまが平民の娘になりすまして催眠薬でフラフラしながら男の部屋で「着物ぬがせてえ」「もう、さがってよろしい」なぞと言う。見物の娘サン若奥サン方はドッとドヨメキを起して大よろこびであるし、老人の私はやや情なくなって孤独を感じる。

どうやら西洋にもタカラヅカ時代がきたらしい。敗戦国の文化が戦勝国を征服するという先例は少なくないが日本少女歌劇はあちらで成功する可能性はあるようだ。

★

私はヘプバーンは好きではないが、マリリン・モンローは大好きである。モンローウォークという歩き方を取去ると残るものは清潔なあどけなさで、モンローぐらい不潔感の感じられない女優はめッたにないように思う。

モンローウォークというもので人の世の怪しさ醜さの底をついているから、その残りのあどけなさ無邪気さが安定していて、危ッかしさが感じられないのだ。

ヘプバーンのようなのッけからのあどけなさ無邪気さには安定感がない。いつくずれるか分らない危ッかしさがつきまとっている。それは少女歌劇のファンそのものにつきまとっている危ッかしさでもある。