Japanische Klassiker mit Furigana
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きりゅうつうしん
桐生通信
Lesen Sie 桐生通信 (きりゅうつうしん) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 16.394 Zeichen · 33 Bildschirme
仕方なしに前橋から養殖アユをとりよせてごまかしてたんで。サナギで育ったアユだからケムがでるのは当り前でさア」
正体がわかってみるとつまらない。チョロをくって日本一まずいアユという方がゴアイキョウのような気がした。
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お医者のYさんが女房にすすめた。女中はこの土地の娘にかぎるからとサラサラとソラで三つの中学校の所を書いて学校へ依頼状をだしなさいとすすめてくれたのである。ちょうど卒業期に当っていたのが幸運で、二つの中学からそれぞれ一名の新卒業生を世話してくれて、母親と先生がつきそってつれてきてくれたのである。先生がくりかえしいうには
「本当に何も知らないのですから、それだけはカクゴして下さい」
見るからに小さい少女たちであった。こんな小さい子供に何かやらせてよいのかと心配になったほどだ。
私もその村々は一度バスで通ったので知っていた。桐生からバスで一時間半から二時間ぐらい渡良瀬川をさかのぼったところだ。人は飛騨を山奥の国というが、飛騨だって車窓から見る山々には段々畑が見える。渡良瀬山峡の村々には完全に段々畑すら見ることができないので、この土地の人々は昔は何をたべていたろうと不思議に思った村々であった。