Japanische Klassiker mit Furigana
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うめわかしちべえ
梅若七兵衛
三遊亭 円朝
Lesen Sie 梅若七兵衛 (うめわかしちべえ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.690 Zeichen · 10 Bildschirme
ちょうど歳暮のことで、
内儀「旦那え/\」
七「えゝ」
内儀「貴方には困りますね」
七「何ぞというとお前は困るとお云いだが何が困ります」
内儀「何が困るたって、あなた此様に貧乏になりきりまして、実に世間体も恥かしい事で、斯様な裏長屋へ入って、あなたは平気でいらっしゃるけれども、明日食べますお米を買って炊くことが出来ませんよ」
七「出来ないって、何うも仕方がない、お米が天から授からないので」
内儀「そんな事を云っていらしっては困ります、何処へでも忠実にお歩きあそばせば、御贔屓のお方もいかいこと有りまして来い/\と仰しゃるのにお出でにもならず、実に困ります、殊に日外中度々お手紙をよこして下すった番町の石川様にもお気の毒様で、食べるお米が無くっても、あなたは心柄で宜しゅうございましょうが、私は実に困ります」
七「困ったって、私は人の家へ往ってお辞儀をするのは嫌いだもの、高貴の人の前で口をきくのが厭だ、気が詰って厭な事だ、お大名方の御前へ出ると盃を下すったり、我儘な変なことを云うから其れが厭で、私は宅に引込んでゝ何処へも往かない、それで悪ければ仕様がない」