Japanische Klassiker mit Furigana
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もりのいしまつ
森の石松
山中 貞雄
Lesen Sie 森の石松 (もりのいしまつ) von 山中 貞雄 (やまなかさだお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 23.949 Zeichen · 49 Bildschirme
清水港に程近いと見え、カメラ、パンすると富士山が見える。
音楽――
S=清水港の描写
S=次郎長の住居の表
音楽止む。鶴吉が鼻唄で帰って来る。
反対の方向から帰って来た石松とぱったり表で出会った。
「おや、石松じゃねえか」
「鶴吉か、今帰ったぜ」
「そうか、其奴ァよかった。おい皆ンな、石松が帰って来たぞ」
S=奥座敷
土地の御用聞き、紺久親分が来て居る。
児分、襖の外から、
「親分、石松兄哥が帰って参りました」
「そうか、帰ったか」
と次郎長、紺久に、
「帰って来ました」
「じゃ、次郎長どん、儂はお暇しよう。今晩か、遅くとも明日の晩だから、そのつもりで……」
「御親切に有難う御座いました。御恩は忘れません。おい、お客様がお帰りだ。履物を表へ廻しときな」
「おう矢張り裏からにしよう。表に見張番の奴等が居ると五月蝿えからな」
S=表の部屋
石松に鶴吉が、
「昨日、お半さん、お前が何日帰るって訊きに来たぞ」
「お半の奴、どうしてる? 達者かい」
「ちェ、甘えぞ、石松」
「だって、お前、三月も逢わねえンだもの。気にならァ」
S=表
怪しい屑屋が内部を窺って居る。