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Japanische Klassiker mit Furigana

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しょくぶついし

植物医師

宮沢 賢治

Lesen Sie 植物医師 (しょくぶついし) von Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 6.513 Zeichen · 14 Bildschirme

Aozora Bunko

厚く蒔きすぎたのでもない。まあ一反歩四升ぐらい播いたのでしょう。」

農民一「はあ。」

爾薩待「それでいいのです。また肥料のあまり少ないのでもない。硫安を濃くしてかけたのでもない。肥桶一つへこれ位入れたでしょう。」

農民一「はあ。」

爾薩待「そこでね、それは針金虫というものの害なのです。それをなくするには亜砒酸を水にとかしてかけるのです。」

農民一「はあ、私そうしあんした。」

爾薩待(顔を見て愕く)「おや、あなたはさっきの方ですね。こついは失敬しました。どうでした。」

農民一「どうも、ゆぐなぃよだんすじゃ。かげだれば、稲見でるうぢに赤ぐなってしまたもす。」

爾薩待(あわてる)「いや、そんな筈はありません。それは掛けようが悪いのです。」

農民一「掛げよう悪たてお前さんの言うようにすたます。」

爾薩待「いや、そうでないです。第一、日中に掛けるということがありますか。」

農民一「はでな、そいづお前さん言わなぃんだもな。」

爾薩待「言わないたって知れてるじゃありませんか。いやになっちまうな。」

「申し。」(農民二 登場)

農民二「陸稲さっぱり枯れでしまったます。」

爾薩待「だからね、今も言ってるんだ、こんな天気のまっ盛りに肥料にしろ薬剤にしろかけるという筈はないんだ。