Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme

Aozora Bunko

文「此の度(たび)は誠にお前さんにお気の毒で」

長「なアに此の度ばかりじゃアない、これは時々起るので、腰が差込んでいけません」

森「そうじゃアねえ、旦那がお前に近付(ちかづき)に来たのだよ」

文「亥太郎さんと私(わし)と見附前で喧嘩を致しましてねえ」

長「へえ五時(いつゝ)前に癲癇(てんかん)が起りましたえ」

森「そうじゃアねえ、亥太郎兄(あにい)と此の旦那と見附前で喧嘩をして、牢行(ゆき)になったから気の毒だって、爺(とっ)さんお前の所へ此の旦那が見舞(みめえ)に来たのだ」

長「はあお前さん、何(ど)うも貴方の様に人柄の優しい人と喧嘩をするとは馬鹿な野郎で、大方食(くれ)え酔(よっ)て居たのでございましょう、子供の時分から喧嘩早(けんかッぱよ)うございまして、番毎(ばんごと)人に疵(きず)を付け、自分も疵だらけになって苦労ばかりさせるが、貴方は能くまア腹立もなく見舞(みめえ)に来て下すって、誠に有難うございます、亥太郎が牢から出れば是非お詫事に連れて出ますから、何うか私(わし)に免じて勘弁しておくんなさい」

文「何う致しまして、これは心計りですが、亥太郎さんも御気性だから健(すこや)かで速(すみやか)に御出牢になりましょうが、それまでの助けにもなるまいが、真(ほん)の土産のしるしに上げます