Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme
藤原喜代之助、此の儘捨置きにはならん、と云って大小を取出し、黒ペラの怪しい羽織を着、顔色変えて文治郎方の玄関へ係り、
喜「頼む/\」
森「お出でなせい、何(なん)でげす」
と藤原の顔を見ると様子が違っているから、少し薄気味が悪くなり、後(あと)に下って、
森「あの/\生憎(あいにく)旦那はお留守でござえやすが、何(なん)の御用ですか」
喜「御不在とあらば止(や)むを得ん、御老母様にお目に懸りたい、藤原喜代之助でござる、御免を蒙(こうむ)る」
と云いながら提(ひっさ)げ刀(がたな)でズーッと通りましたから、森松は文(ふみ)の取次をした事が露顕したか、立花屋で御馳走になって二分貰った事が顕(あら)われやしないかと思って気を揉(も)んでいると、喜代之助は老母の前へピタリッと坐ったが、老母には様子が分りませんから、
母「おや/\これは好(よ)くいらっしゃいました、生憎文治郎は不在でございますが、何御用でございますか、私(わたくし)迄御用向を仰しゃり聞けを願います、お母様(かゝさま)も御不快の御様子でございまして、一寸(ちょっと)伺いたく思いましたが、私(わたくし)も寄る