Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme

Aozora Bunko

國「いえなに、銭金は入りません、医者も私(わっち)が頼んで来ます」

母「どうかそう仰しゃらないで」

と只管(ひたすら)頼めど悪党の強請騙りをすることをもくさんと申して、安い金では中々云う事を聞きませんから、

森「兄イ兄イ…お母(っか)さん黙っておいでなさい…兄イ此処(ここ)じゃア話が出来ねえから台所へ往って話をしよう、己(おれ)は番場の森松と云う者で、悪い事は腹一杯(いっぺえ)やって、今は此方の旦那の家(うち)に食客(いそうろう)だ、旦那は無闇に弱い女や人を打(ぶ)つような方じゃアねえ、お前(めえ)の処(とこ)の姐御(あねご)が何か悪い事をしたのだろうが、銭を貰っちゃア親方に済まねえと云うが、そんな事を幾ら云っても果てしはつかねえ、サックリ話をするから台所へ来ねえ」

國「何もお前(めえ)さんに云うのじゃアありませんから手を引いておくんなせえ」

森「手を引くも引かねえもねえや、己も番場の森松だ、お前(めえ)の帰りはのいゝようにして遣(や)るから云う事を聞きねえな、己も是れ迄そんな事は度々(たび/\)やった事があるんだナ」