Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme

Aozora Bunko

文「諦めなよ」

友「あきらめられません、三日でも宜しい、三日夫婦になって、彼奴(あいつ)の顔を疵だらけにして逐出します」

文「そんな奴があるものか、お村に未練があるなればお断りだ」

森「しょうがねえ、友さん、旦那があきらめろと云うから諦めねえよ」

文「諦めるなれば百両は取返して遣(や)ろう、だがそれ程企んで取った百両だから、返すかどうか知れぬ、元より取返そうとすれば喧嘩になり、退(ひ)くに退かれなければ世間を騒がせなければならぬ、お前に気の毒だから、若し向うで百両を返さぬとなれば百金は私(わし)が償(つぐな)ってお前に上げる心得だ、お前の為に百両は損をする気で中へ這入るのだから、其の志を無(む)にしないで、お村を諦めなさいよ」

友「へー/\私(わたくし)はあきらめましょうが口惜(くやしゅ)うございます、私は実に残念でございます」

文「嘸(さぞ)残念であろうが、其の代り後(あと)は幸福(しあわせ)になる」

友「彼奴(あいつ)を諦めます代りには彼奴唯は置きません、走り大黒様へ針を打ちます」

文「そんな詰らぬことを云ってはいかぬ、何処(どこ)か近所に医者があるだろう」