Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme
晩に荒々しい身なりをして出て行(ゆ)くのを見れば驚くであろうと思いましたけれども、癇癖が高ぶって居りますから気を取直(とりなお)して、
文「夫婦は其の初見(しょけん)に在りと、初見参(しょけんざん)の折(おり)に確(しか)と申し聞ける事は、私(わし)より母の機嫌を取り能く勤めてくれんではならぬ、又人間は老少不定(ろうしょうふじょう)ということがある、明日にも親に先立ち私(わし)が死ぬまい者でもない、其の折は私(わし)になり代って母に孝行を尽してくれられるだろう、亭主が死んで姑(しゅうと)の機嫌を取るのがいやだと云って此の家を出る志はあるまい、念のため夫婦の道じゃに依(よ)って教え置きます」
町「それは御意遊ばすまでもございません、貴方はそんなことはございますまいが、お母(っか)さまの御機嫌を取り、御介抱を致しますのは私(わたくし)の役でございまするで、決して粗略には致しません」
文「はい、私(わし)は性質癇癖持ちで、詰らぬことに怒りを生じて打ち打擲することがある、弱い女や子供を打擲することは嫌いだが、意に逆らうと癇癖に障ります、決して逆らってくれまい」