Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme

Aozora Bunko

文「見ず知らずでございますが、昨夜お嬢様にお目に懸ったのが御縁でございます、躓(つまず)く石も縁の端(はし)とやら、貴方の御難儀を承っては其の儘にはおけません、どうかお受け下さいまし」

庄「どう致して、とても受けられません」

文「左様なら此の金を上げると云っては失礼でございますが、兎(と)に角(かく)明いて居(お)る金でございますからお遣い下さい」

庄「いや/\借(かり)ても今の身の上では返えせる目途(もくと)がありませんからお借り申すことは出来ません」

文「それではお嬢様に」

庄「いや/\娘も戴く縁がありません」

文「さア貴方はお堅いが、能くお考えなすって御覧なさい、貴方がいつまでもお眼が悪いと唯(たっ)た一人のお嬢様が夜中(やちゅう)に出て神詣(かみまい)りをなさるのは宜しいが、深夜に間違いでもあれば、これ程お堅い結構な方に瑾(きず)を付けたら何(ど)うなさる、私(わたくし)が金を上げると申したら御立腹でござろうが、子の心を休めるのも親の役でございます、文治郎が失礼の段は板の間へ手を突いてお詫をします、他人と思召(おぼしめ)さずにお受(うけ)を願います」