Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme

Aozora Bunko

腹を立って、私の結いたての頭髪(あたま)を無茶苦茶に打(ぶ)って、其の上こんな傷をつけて、お客を取らなければ女郎に売って仕舞うと云うのだが、随分売り兼(かね)ない気性だから、若(も)し勤めに入れば、もう逢える気遣(きづか)いはなし、義理のわるい借金もあり、私もお前さんと一緒にならなければ外(ほか)の芸者衆(しゅ)にも外聞がわるいから、寧(いっ)そ死んで仕舞おうと覚悟をしたが、一目逢って死にたいと思うばッかりに忙がしいお前さんにお気の毒をかけましたが、今日は能く来ておくんなさいました、私の死ぬのは私の心がらで仕方がないのだが、私の亡(な)い後(のち)にはお前さんは情婦(いろ)も出来ようし、良(い)いお内儀(かみ)さんも持ちましょうけれども、私はどんな事をしたって思いを残す訳じゃアないが、余所(よそ)は仕方がないが、どうか柳橋では浮気をしておくれでない、若し柳橋で浮気をなさると、友さん私は死んでも浮ばれませんよ」

友「詰らない事を云うぜ、お前ほんとうに死なゝけりゃア行立(ゆきた)たないかえ」

村「あゝ私ゃ本当に死のうと思い詰めたから云いますが、こんな事が嘘に云われますか」