Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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がっきのせいめい

楽器の生命

小川 未明

Lesen Sie 楽器の生命 (がっきのせいめい) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.679 Zeichen · 8 Bildschirme

Aozora Bunko

けれど校長だけは、変わらずに、勤めていました。しかし、もう頭ははげて、ひげは白くなっています。

「みなさん、この学校のオルガンは、上等な品で、だれでも、この音をきいて、愉快にならないものはありません。みなさんも、毎日、このオルガンの音色のように、気持ちをさわやかに、この音色といっしょに歩調を合わし、また、勉強をしなければなりません。」と、校長は、生徒らを集めていったのです。

唱歌の先生は、校長のいったことを、まことにほんとうであると思っていましたが、小さな生徒らは、この学校のオルガンを、けっして、愉快な音の出るものだとは、信じていませんでした。

家に帰って、この話をお父さんや、お母さんにすると、「おお、学校のオルガンは、有名なもんだ。」と、感歎しましたが、しかし、子供たちは、どういうものか、そのオルガンを愉快とも、なんとも思っていませんでした。

これは、どうしたことでしょう?

もし、このオルガンを送った、年とった音楽家が、このオルガンの音色を聞いたら、すべてがわかることです。そして、きっとそのとき、つぎのようにいったでしょう。

「小さなものの耳は、たしかだ。