Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しょうじくんのとけい

正二くんの時計

小川 未明

Lesen Sie 正二くんの時計 (しょうじくんのとけい) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 2.814 Zeichen · 6 Bildschirme

Aozora Bunko

」と、正二が、いいました。

「いままでのような世の中では、しかたがない。見かけはどんなでも、ほんとうに役に立つものを造らなければ、なんの値打ちもないのだ。人間も同じことだぞ。」と、お父さんが、おっしゃいました。

それは、体操の時間でした。先生が、ポケットから、大きな時計を出して、時間を見ていられました。正二は、自分の大きな時計によく似ているなと思って、見ていました。

「先生の時計は、大きいなあ。」と、笑ったものがあります。

先生は、こちらを向いて、

「君たちの時計は、見かけばかりで、すこし運動すると止まるのだろう。形などはどうでもいい。機械は、このほうがずっといいんだ。」と、おっしゃいました。

その明くる日から、正二くんは、お母さんにあずけてあった時計を下げて、平気で学校へいくようになりました。