Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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むさしたびにっき

武蔵旅日記

山中 貞雄

Lesen Sie 武蔵旅日記 (むさしたびにっき) von 山中 貞雄 (やまなかさだお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 12.659 Zeichen · 27 Bildschirme

Aozora Bunko

此の手で、も一度、三十名位の奴を見せてもよいと思います。

T 斯くて――

S=大広間

殿様の御座へ、殿様がお座りになる。

殿様は頭に繃帯をして御座る。

平伏して居る家臣一同(百名ばかり)。

その家臣が一斉に頭を上げると、ナンとどれもこれも繃帯だらけ。

殿様、オヤッと驚く。

老臣から何から隅から隅まで繃帯だらけ。殿様ほとほと、呆れてしまった。

S=町

例の立札が、大地に叩き付けられて居る。

S=街道

意気揚々と武蔵等二名が、

此の城下を去って行きました。(F・O)

T 慶長十七年卯月十三日

豊前小倉の海上の

離れ島に(O・L)

T 父の敵佐々木巌流と

彼を護る剣士三十余名と

決戦す

S=海上

数艘の小舟に分乗した、佐々木巌流の一隊。

豪然たる巌流、先頭の舟上に立つ。

他の方面からは、

武蔵の舟が急ぐ。

舟上の武蔵。

両方の舟が荒波蹴立てて急ぐ。

やがて巌流等の、

舟は島に着く。

続いて反対の岸へ武蔵の舟も着く。

海岸を巌流を先頭に進む三十有余名。

武蔵も決然、波打ち際を歩む。

両者相会す。

巌流大刀の鞘を払って、鞘を捨てた。

武蔵も応とばかり、両刀抜く。

荒波、どッと押し寄する処。