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Japanische Klassiker mit Furigana

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しまでをかたる

死までを語る

直木 三十五

Lesen Sie 死までを語る (しまでをかたる) von 直木 三十五 (なおきさんじゅうご) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 42.739 Zeichen · 85 Bildschirme

Aozora Bunko

七八人いて蒼白になった。

もう一つは、学校の前の電車である。木の電柱が、線路とすれすれに立っているが何んしろ電車の珍らしい時分で、車掌など生徒に、運転させたりして、乗客なんぞ殆どなかった。この電車へ、飛びのりするのが、生徒の楽しみであるが、次々に、飛び乗るので、踏台へばかり気をつけて、電柱の方を見ないで、電車につかまりながら、走っていると――どかん、真正面から、胸を、電柱へぶちつけた。呼吸が止まって、暫く電柱を抱いたまま

(やられた)

と思っていた。誰一人、これを知らなかったらしく、暫く、一人で、そうしている内に、少しずつ回復してきたが、歩けないで、門番の所で寝ていた。真正面へぶっつかったのでよかった。あれで、電柱と、車台の間へでも、捲き込まれていようものなら、直木三十五なんぞは、此世にいない訳である。

十七

小説を書く位だから、中学では作文がうまかっただろう、と、素人が、よく聞くが、それが即ち、素人考えで、私は絵の方がうまかった。絵は、八十点以下に下らないが、作文は七十点、歴史などは吾三歳にして既に四王天但馬守を知る、であるのに、ようよう八十点。