Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
「ははのひざのうえに」(しょうかいならびにたんぴょう)
「母の膝の上に」(紹介並短評)
宮本 百合子
Lesen Sie 「母の膝の上に」(紹介並短評) (「ははのひざのうえに」(しょうかいならびにたんぴょう)) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 10.661 Zeichen · 22 Bildschirme
と立番をさせられたり。ロザリーに何よりいやなのは、散歩の間で起る斯様なことを、誰にも云ってはいけないと姉達に命令されていることでした。何故黙っていなければならないのか、ロザリーにはいくら考えてもわかりませんでしたから。
陰気な教区内でも、四人の娘達は段々人生の花盛りに向って来ました。
父親は、美しく蕾の揃ったような娘達の身の上を案じ、どうにも仕様のない教区長の貧乏生活から、広い世間に出す為、インドにいる男同胞の一人と、ロンドンにいる女同胞の一人に、一人ずつ娘を引とり世話して貰うことを頼んでやりました。
ロンドンのパウンス伯母は、すぐイボッツフィールドに自身で来、ロザリーをあずかってロンドンで修業させてやることに定めました。インドには、フロラが行くことになりました。家には、ヒルダと長姉のアンナが残ることになったのですが、ロザリーは、そのアンナと毎晩一緒の室に眠らなければならないのが堪りませんでした。
元から、アンナは、姉妹の中でのけ者にされ自分も意地を張って妹達と親しみませんでした。フロラとヒルダは一緒になって、家の手伝いばかりしているアンナを嘲弄します。