Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ひかくしんわがく
比較神話学
高木 敏雄
Lesen Sie 比較神話学 (ひかくしんわがく) von 高木 敏雄 (たかぎとしお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 177.624 Zeichen · 348 Bildschirme
室屋を如何に小なりとするも、眠れる人間の髪をば、その橡毎に結着くると云うことは、若し須佐能男ノ命を以て、通常の人間として解釈する時は、到底理解し得らる可きことは非ず。然らば此一条は、之を如何に説明す可きや。此異分子は、何れより来りて、かの説話中に混入するに至りしや。前に挙げたる南洋説話の一例は、此疑問を解く可き唯一の鍵たる可し。南洋説話の兎は、獅子の知らざるに乗じて、其尾を取りて、柱と屋根とに結び着けたり。動物説話としては、誠に興味あり、また容易に了解し得可し。然れども、人間に関して、同じことの物語らるるに至りては、其ままには理解し難し。故に根国行の説話に見ゆるかの一条は、之を動物説話的異成分の混入として観察す可く、従って、之を動物説話として、解釈せざるを得ず。
根ノ国行の一節は、青年英雄の求婚説話として、解釈す可きこと求婚説話に於ける、青年英雄の将来の妻たる可き女の父は、屡ば怪物或は動物の性質を有することは、前に述べしが如し。須佐能男ノ命の、大国主神を、八田間の室屋に喚び入れて、其頭の虱を取らしめし時、その頭に呉公多かりしと云うは、恐らく須佐能男ノ命として説話に見えたる女の父が、此場合に於て、怪物的性質を有するを、示すものにして、大神と云うは、要するに動物の人格化に外ならざる可し。