Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ほっけそうのかいい
法華僧の怪異
田中 貢太郎
Lesen Sie 法華僧の怪異 (ほっけそうのかいい) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 3.323 Zeichen · 7 Bildschirme
新住職に興味を感じた彼女は、翌日寺へ出かけて往って対局した。結果はやはり前日と同じであった。そこで彼女は、どうかして住職を負かしたいと思って、熱心に研究しながら毎日寺へ通うようになった。時によると朝出かけて夜遅くまで帰らないことがあって、家庭に風波が起った。
某日彼女と良人との間に、平生のような口論があった結果、彼女は良人に撲りつけられた腹立ちまぎれに、家を飛び出して其の夜は寺へ泊ってしまった。翌日家へ帰ってみると家は空家になっていた。彼女の良人は彼女に愛想をつかして、娘を伴れて何処かへ往ってしまっていた。彼女は今更実家へも帰られないので、其のまま寺へ転げこんだ。
彼女の心はすさむ一方であった。彼女は不在勝な住職の眼を忍んで、其の寺に同居していた若い青年画家と戯れた。それが住職に知れかかると、住職の不在中、寺の道具や金目な物を売払って、其の青年画家と駈け落ちした。其のことは直ぐに檀家に知れて大問題となり、住職は女に裏切られた苦しさと、厳しい檀家の糺問に耐えかねて縊死した。
青年と駈け落ちした彼女は、夜になると住職の怨霊に悩まされた。それと見た画家は女の金を奪って姿を晦ましてしまった。