Japanische Klassiker mit Furigana
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こうずいたいりくをのむ
洪水大陸を呑む
海野 十三
Lesen Sie 洪水大陸を呑む (こうずいたいりくをのむ) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 6.328 Zeichen · 13 Bildschirme
その器械は航時器(タイム・マシン)というあれでしょう」
「あれとは、ちがう。顕微集波器と、私は名をつけたがね。つまりこの器械は、一万年前なら一万年前の光景が、光のエネルギーとして、宇宙を遠くとんでいくのだ。そして他の星にあたると、反射してこっちへかえってくる。星はたくさんある。ちょうど一万年かかって今地球へもどってくるものもある。それをつかまえて、これから君に見せてあげよう」
一万年前の大陸
おじさんのいうことは、よく分らなかったけれど、おじさんが見せてくれた映画――ではない、「うごく一万年前の光景」は、なかなかおもしろくて、よく分った。それは、大事なところになると、おじさんが説明をしてくれたから、なおさらよく分ったのだ。
約一万年前の世界が、おじさんの器械の映写幕の中に見えているのだ。なんというおどろき、なんというふしぎ!
その場面の多くは、上から下を見た光景であった。おじさんは、ときどき器械のスイッチを切りかえて、ななめ上から見た光景も見せてくれたが、これはすこしだけであった。ま横から見たところや、正面から見たところは、ほとんど出てこなかった。