Japanische Klassiker mit Furigana
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よくそうのはなよめ
浴槽の花嫁-世界怪奇実話1
牧 逸馬
Lesen Sie 浴槽の花嫁-世界怪奇実話1 (よくそうのはなよめ) von 牧 逸馬 (まきいつま) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 48.908 Zeichen · 96 Bildschirme
ビスマアク街一五五にブラッチ夫人というのがやはり素人下宿をやっている。まもなくロイド夫妻はこの家へ現われて間借りを申し込んだ。不思議といおうか不気味といおうか、ここで妙に風呂のことを気にして詳しく訊いたのは、ロイド夫人マアガレット・エリザベス・ロフティだった。
計画は順調に運びつつある。方式どおりに、ロイドはマアガレットを連れて付近の医者ベイツ氏を訪問した。今度は、妻が猛烈な頭痛を訴えるから診てもらいたいというのだ。良人がそういうのを聞きながら、傍でマアガレットは、その猛烈な頭痛のする妻というのはいったいたれのことだろうというような不思議そうな顔をしていた。ともかくとあっていちおうマアガレットを診察したベイツ医師は「患者が恐ろしく健康体」なので変に思いながらも、なにしろ付添の良人がしきりに頭痛がすると主張するものだから、そんなに頭痛がしますかと本人に訊くと本人もちょっと考えてみてそう言えばすこし頭痛がするようですと答える。自分の身体のくせに妙な返辞だと感じたが、すこし熱もあるようなので、ようするに風邪気味なのだろうということになった。やっと悪いところができて、ロイドも安心するし、ベイツ医師も面目を施したわけだ。