Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
よくそうのはなよめ
浴槽の花嫁-世界怪奇実話1
牧 逸馬
Lesen Sie 浴槽の花嫁-世界怪奇実話1 (よくそうのはなよめ) von 牧 逸馬 (まきいつま) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 48.908 Zeichen · 96 Bildschirme
一九〇九年に、サザンプトンのサリイ・ロウズ夫人が偶然にも同姓のジョウジ・ロウズと名乗る男と恋に落ちて、同棲するとまもなく浴槽で、「頓死」している。同時に、ジョウジ・ジョセフ・スミスは、三百五十ポンドばかりの現金を握って、ブリストルのエデスの所に帰っていた。それから三年ほど、彼らは平凡に、幸福な家庭生活を営んでいたのだろう。ちっと「浴槽の花嫁」が途切れているのだ。こんな怪奇な冷血漢がこの地上にただ一人の愛する者を持ったということは、考えてみると、不思議な気がするのである。が、スミスも、いつまでもそう一家の主人として納まっているわけにはゆかない。「商用」が彼をペグラアの抱擁から引き離して旅に出した。あの「ヘンリイ・ウイリアムズ」がベシイ・コンスタンス・アニイ・マンディに逢ったのは、それからまもなくだった。
マアク・トゥエインの言葉だったと思う。寝台ほど人命にとって、危険な場所はない。その証拠には、多くの人は寝台の上で死ぬじゃないかというのがある。
実際そのとおりで、こう近年になって方々で女――それも結婚してまもない女に限って――が浴槽で急死をするようでは、花嫁にとって浴槽ほど危険な場所はない。