Japanische Klassiker mit Furigana
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うみにいくるひとびと
海に生くる人々
葉山 嘉樹
Lesen Sie 海に生くる人々 (うみにいくるひとびと) von 葉山 嘉樹 (はやまよしき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 161.305 Zeichen · 321 Bildschirme
要するに、労働者が結合していないことを、作者に向かって憤られるのははなはだ迷惑だ。
ボースンはばかな子が、その帯をくわえるように、その靴をいつまでもいじくっていた。
しばらくして、彼は、その靴を床へ力一杯たたきつけた。そして、しばらくまた考えていたが、また、それを拾い上げて、その破け目を子細に調べて、ソーッと、下へ置いた。彼は、寝床の縁板のすみに、セルロイドの妻楊枝を作って置いてあった。それは歯のためにいいだろうと、彼は自分で思い込んでいた。彼はまた、それへ目をつけた。これはどうしよう。彼は、それをとり上げて、また、子細に検査を始めるのであった。一切のものが急に、非常に重大な、貴重なものであるように、彼は感じ初めた。
水夫たちは、ボースンの室をのぞいては、気の毒そうな顔をした。波田は、ボースンを、月二割も利子をとるので、船長の模型ぐらいに評価していたのであったが、彼が「馘首」されたことを聞いて、急に同情者になってしまった。
彼は、梅雨時の夕方みたいな気持ちでいる、ボースンの室へはいった。そして、何かと手伝ったのであった。――彼が、今時々足にはめるゴム長靴の「ゲートル」