Japanische Klassiker mit Furigana
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うみほおずき
海ほおずき
小川 未明
Lesen Sie 海ほおずき (うみほおずき) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 3.418 Zeichen · 7 Bildschirme
」と、あや子と女中は、かわるがわるにいって、その戸をたたきました。するとやっと、ことことと人の出てくるけはいがしました。そして戸が開いて、
「だれですかえ。」と、頭の髪の白いおばあさんが顔を出していいました。
「海ほおずきをおくんなさい。」と、あや子はいいました。
「どこからおいでなすったの。」と、おばあさんは目をくしゃくしゃさしてききました。
「おばあさん、私ですよ。いつかお祭りのとき雨が降って買われなかったので、今晩買いにきたのです。」と、あや子は答えました。
「あ、そうですか。」と、おばあさんは思い出したとみえて、うなずきました。そして、そのまま奥へはいりました。二人は外の戸口のところに待っていますと、おばあさんは、海ほおずきの一かたまりになっているのをつまみ出して、安くあや子に売ってくれました。二人は大喜びでありました。そして、その家から出て、また長い町を歩いて家へ帰りますと、夜もいつしか更けていました。
お父さんやお母さんまでが、その海ほおずきを珍しがって、手にとってながめられました。あくる日、あや子は学校へ持っていって、お友だちにも分けてやりました。