Japanische Klassiker mit Furigana
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かいていとし
海底都市
海野 十三
Lesen Sie 海底都市 (かいていとし) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.118 Zeichen · 168 Bildschirme
もちろん他日、君にはうんと報酬を払うことを約束する」
だんだん聞いているうちに、僕は彼のいっていることが大体理解できるようになった。本体は、僕は青少年なんだ。こんな大人ではないんだ。だからこの恰好の僕が死んでも、それは幻が死ぬだけで本体の僕の生命には異常がない――という理屈は、筋が立つ。
が、疑問が起こった。
「おい君。幻の僕が死んだら、僕はどういうことになるんだ。感覚のある僕は、どこに現れるのかい」
「それはもちろん、時間器械の部屋の中さ」
博士は、はっきり答えた。
「時間器械の部屋の中というと、あの焼跡の地下室に据付けてある、あれのことだね。君が僕に入れといったあの器械の中のことだね」
「そうさ。あの中だ。そこで僕は君をまた未来の世界へ送りつけることが出来る。あの同じ器械を使えば、それはわけのないことだ」
なるほど、そうかと、僕は始めて納得がいった。
「じゃ、この海底都市へ帰って来ようと思えば、すぐ帰って来られるんだね」
「もちろん、そうだよ。時間器械のところには辻ヶ谷と名乗る僕がいつもついているんだから、君の希望どおりにしてあげられる。――どうやら分ってくれたようだから、早速、例の謎の陰謀者たちのまん中へ入りこんでもらいたいね。