Japanische Klassiker mit Furigana
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かいていとし
海底都市
海野 十三
Lesen Sie 海底都市 (かいていとし) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.118 Zeichen · 168 Bildschirme
目なんか決してまわりません」
「へえっ、そうかね」
僕はそういうより外なかった。そしてあとはタクマ少年のいうとおりにして、動く道路をぴょんぴょんと一つずつ乗りかえて、ついに急行道路へ乗りうつった。なるほど速い。風が強く頬をうつ。
「うしろへ向いて、しゃがんでいらっしゃれば、わりあい楽ですよ」
少年は教えてくれた。僕はそのとおりにした。少年の方はなれていると見え、平気で立っている。
「ねえ、タクマ君。一体見物する第一番の名所はどこなのかね」
僕はたずねた。
「まずこの町の一番高いところへ御案内するのが例になっています。そこへ行けば、魚群が見えます」
「えっ、なんだって」と僕はおどろいた。
どうもタクマ少年の話は、いちいちおかしい。しかし僕がそれをつっこむと、たいてい失敗してこっちが田舎者あつかいにされる。でも、こんどはタクマ少年をかならずへこますことができると思った。
「ねえ、タクマ君。君は今、魚の群を見物するために、一番高い所へ案内しますといったが、それはいいまちがいだろう。だって、魚は海の中に泳いでいるんだから、それを見物のためには、一番高い所ではなく、一番低いところへ行かなくてはなるまい。