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Japanische Klassiker mit Furigana

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うんのじゅうざはいせんにっき

海野十三敗戦日記

海野 十三

Lesen Sie 海野十三敗戦日記 (うんのじゅうざはいせんにっき) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 83.094 Zeichen · 167 Bildschirme

Aozora Bunko

ところが、あたりを見まわすと、そばに長靴をはいた脚が二本立っていた。脚だけである。その上がない。思い出したのは、自分が伏せをしたとき、横を陸軍の将校が通ったが、その人が今はこの脚だけとなったという事。その上の方はどうしたかと思って見まわしたが、それはどこにも見えなかったという。

◯この有楽町では、鉄カブトをかぶった首がころころ転っていたという。防空壕から首だけ出していたので、首だけやられたのであろうという話。しかし本当はそうではなく、立っていて、首だけ爆風にやられたのであろう。

◯いつも大慈さんから頂いていた宗一郎さんの奥さんの御里で、水飴の製造をやっていられたお家が焼けたそうな。やっぱり二月二十五日。お家はやっぱり神田にあったという。

◯牛肉二貫匁が入るというルートの話がこの前あったが、この店もやっぱり二月二十五日に焼けた由。二・二五爆撃はかなりひびく。

三月九日

◯去る三月五日、敵は午前零時から二時まで、十機が一機ずつ帝都へ侵入した。めずらしいことである。

その翌日には、同様の型式で大阪方面へ侵入した。

新聞は「これこそ夜間大編隊来襲のウォーミング・アップなり」