Japanische Klassiker mit Furigana
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うんのじゅうざはいせんにっき
海野十三敗戦日記
海野 十三
Lesen Sie 海野十三敗戦日記 (うんのじゅうざはいせんにっき) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 83.094 Zeichen · 167 Bildschirme
一個十四銭ほど、やすい、そしてうまい。
◯桜島へ敵機が二機とか四機とか衝突し、燃えていたそうな。
◯鹿児島行の列車で、沖縄本島へ帰る少尉さんに馴染みとなる。「いずれ来るでしょう、しかし今は内地の方々には済まんようないい生活をしていますよ、砂糖も酒もふんだんにありまして、砂糖などすぐ一キロぐらい、ペロリと甞(な)めてしまうです……」など、話の上手な親しみ深い勇士だった。内地へ連絡に来て、これから鹿児島に入り、飛行機で飛んで行くのだという。まだ四、五日はかかるといっていた。
沖縄のこの前二回の艦載機の来襲の話も聞いた。「敵の奴、飛行場の偽飛行機や偽戦車に銃撃をくりかえすのですよ。戦車があまり焼けないので、こっちから決死隊を一人出し、油をもたせてやって一台を焼きました。すると敵の奴よろこびやがって、それからのこりの戦車へ来るわ来るわ……」などという朗らかな話や、近く敵襲の警報が入ると、滑走路に小屋を運搬していって建て、村落と化して敵の目をごま化す話など、たいへん面白かった。この勇士は、門司から鹿児島行の列車で私たち両人をたいへん世話してくれた。(敵は沖縄本島へ二十日に上陸した。