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Japanische Klassiker mit Furigana

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うんのじゅうざはいせんにっき

海野十三敗戦日記

海野 十三

Lesen Sie 海野十三敗戦日記 (うんのじゅうざはいせんにっき) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 83.094 Zeichen · 167 Bildschirme

Aozora Bunko

当夜、このあたりに旋風が起こり、町の人々を一層恐怖させたとの話。大下邸のすぐそばの焼けた大ケヤキの高い梢の上に、バケツやトタン板がちょこんとのっているのも、それを物語る跡である。

また池袋の武蔵野線のホームのトタン屋根が、変な具合にめくれていて、車中より私は首をひねったが、これも旋風のためとわかった。

大下君は、残留せる四百名の人々をはげまし「新雑司ケ谷村」を建設するつもりで活躍しており、昨二十六日の毎日新聞にその記事が出た。好漢病気にならなければよいが、とそれを祈っている。

◯それ以来私はのどを痛め、風邪をこじらし、ずっと家に引込んでいる。

◯九州連日爆撃に、鹿児島の家のことと、永田夫妻の安否を心配している。前にはこっちが心配せられ、今はこっちがあっちを心配しつづけている。

去る日、鹿児島の家の向隣に爆弾がおちたそうで、永田家も損じたらしい。しかし「住むにさしつかえありません」とお母さんから報じて来たところを見ると、相当塀や瓦をやられたことと思う。

五月一日

◯先日来二度朝、立川へB29が大挙来襲、昨日などは硫黄島からP51、百機も参加した。

一度つづけさまの爆裂音を聞いた。