Japanische Klassiker mit Furigana
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なみだをもってせいぎをささえる
涙をもつて正義をささえる
金森 徳次郎
Lesen Sie 涙をもつて正義をささえる (なみだをもってせいぎをささえる) von 金森 徳次郎 (かなもりとくじろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 19.332 Zeichen · 38 Bildschirme
刑罰をもつて臨んでおる。これは怪しからん」という。こんなふうな質問でございました。そのとき司法大臣は「いやそんな時には決して摘発することはしないのだ。自分の責任をもつてそんなことはしないようにする」という、こういう宣言をいたしましたところ、その多くの委員会の人人は拍手せんばかりにこれを歓迎いたしました。私はこれを聞いておりまして非常に悪印象を受けたわけでございます。何故かというと、悪いことをやつても、国法で禁じられるということをやつても、司法大臣は罰しないぞということを議会の委員会で正式に論じ、しかも聞いておる委員諸君は拍手をもつてこれを迎えたのであります。私は立場が少しちがつております。最後の是非善悪の決断は難かしいのでありますけれども、これを一口につづめてみますと国法は現実存在しておつても、国法を守らざることに対して、時の司法大臣が議政壇上において宣言した。而して国民の代表はこれを喝采した。こういうことでございますと、私の立場からいうと、法律というものは一体何の価値があるか、国会をつくり、法律をつくり、これを官報にのせて国民はこれを守るべし、法律こそは守るべきものであるといつておつても、すべての人これをふみにじつて平気でいる。