Japanische Klassiker mit Furigana
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からさわのいわごやのあるよのこと
涸沢の岩小屋のある夜のこと
大島 亮吉
Lesen Sie 涸沢の岩小屋のある夜のこと (からさわのいわごやのあるよのこと) von 大島 亮吉 (おおしまりょうきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.010 Zeichen · 14 Bildschirme
ひとりがそれに対してすぐに答えて言った。――
「それは山へなんか登ろうって奴の当然出っくわす運命さ。」
「うん、そうか、それじぁ山へ登ろうって奴はみんなその運命にいつかは出っくわすんだね。」
「そうじぁないよ。みんなとはかぎりゃしないさ。運のいい奴はそれにであわなくってすんじまうよ。それから山へ登る奴だって、そんな運命なんかに全然逢着ないように登ってる奴もあるもの。」
「じぁその逢着ような奴っていうのはどんな奴さ。」
「まあ、言ってみりゃあ、結局ワンデーみたいな奴さ。俺はワンデーの兄貴が、あいつがやられたときに富山へゆくとき、途中を一緒に行ったが、そのとき言ってたよ。うちの弟は私によく言ってましたよ、俺はきっといつか山でやられるって、俺はそいつを聞いて感激したね。もっともその時はいくらか昂奮もしていたがね。そしてその時すぐにマンメリイのあの言葉をおもいだしたよ、ほら、なんていったっけなあ、よく覚えてはいないけれど、It is true the great ridges sometimes demand their sacrifice, but the mountaineer would hardly forgo his worship though he knew himself to be the destined