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Japanische Klassiker mit Furigana

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ゆなのたましい

湯女の魂

泉 鏡花

Lesen Sie 湯女の魂 (ゆなのたましい) von 泉 鏡花 (いずみきょうか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 27.936 Zeichen · 55 Bildschirme

Aozora Bunko

」

と急いで出て行く。

これからお雪、良助、寝物語という、物凄い事に相成りまする。

七

「これは旦那様。」

入交って亭主柏屋金蔵、揉手をしながらさきに挨拶に来た時より、打解けまして馴々しく、

「どうも行届きませんで、御粗末様でございます。」

「いや色々、さあずッとこちらへ、何か女中が御病気だそうで、お前さんも、何かと御心配でありましょう。」

「へい、その事に就きまして、唯今はまた飛んだ手前勝手な御難題、早速御聞済下さいまして何とも相済みませぬ。実は私からお願い申しまする筈でござりましたが、かようなものでも、主人と思召し、成りませぬ処をたっても御承知下さいますようでは、恐れ入りまするから、御断の遊ばし可いよう、わざと女共から御話を致させましたのでござりまするが、かように御心安く御承諾下さいましては、かえって失礼になりましてござりまする。

早速当人にも相伝えまして、久しぶりで飛んだ喜ばせてやりました。全く御蔭様でござりまする。何が貴方、かねての心懸が宜しゅうござりますので、私共もはや、特別に目を懸けまして、他人のように思いませぬから、毎晩魘されまするのが、目も当てられませぬ、さればと申して、目を塞いで寝まする訳には参りませずな、いやもう。