Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

えんげきのようしき――そうろん

演劇の様式――総論

岸田 国士

Lesen Sie 演劇の様式――総論 (えんげきのようしき――そうろん) von 岸田 国士 (きしだくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.091 Zeichen · 22 Bildschirme

Aozora Bunko

演出家万能、演出至上主義の演劇が成り立ち得ることについては前に述べた。演出家ひとり天才であるという稀な場合を除いて、この傾向は、徒らに演劇を萎靡させることに役立つのみである。

舞台中心の演劇という表現は、まさに意味がないようだけれども、ここで言おうとするのは、舞台を含めた劇場の性格が、演劇の「かたち」をいろいろに変える実例についてである。

まず、「大劇場演劇」とか、「小劇場演劇」とかいう名称が、既に、われわれの間で用いられはじめたのは、ずいぶん以前のことだが、これは観客数の違いもあり、また、舞台の大きさ、広さの比較の問題もある。上演される戯曲の密度とその普遍性、俳優の演技の幅、装置や効果の工夫にまで、その関係は直接に響いて来る。「大劇場」必ずしも、商業劇場とは限らず、「小劇場」必ずしも高踏的な舞台を目指してはいないが、そういう誤解も生じ得る。

ここで、「民衆劇運動」と呼ばれる外国の例をとれば、なるだけ多くの観衆に、なるだけいい芝居を観せるために、座席数千という大劇場で、すぐれた新旧の戯曲を上演し、これを安い料金で見せることをも目的としている。

そして、このために、最も適当な戯曲の生産を提唱し、また自ら、これを標榜する作家もあつた。