Japanische Klassiker mit Furigana
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えんげきのようしき――そうろん
演劇の様式――総論
岸田 国士
Lesen Sie 演劇の様式――総論 (えんげきのようしき――そうろん) von 岸田 国士 (きしだくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.091 Zeichen · 22 Bildschirme
を指すのである。
それは、「新劇」と「新派」の中間に位する「演劇」という意味らしく、「新劇」ほどむづかしくもなく、「新派」ほど低俗でもないという看板だつたのである。
現在では、「現代劇」という名称を至るところで濫用している。もともと、現代劇にあらざるものは、旧時代の演劇である。過去の演劇である。古典劇乃至準古典劇に非ざるもの、現代がつくり出している演劇、現代の思想と感覚とによつて演ぜられる舞台は、いずれも「現代劇」でなければならぬ筈である。その意味では、むろん、歴史劇といえども、現代作家の手になる戯曲である以上、これを現代劇と呼ぶことができよう。しかし、また、「歴史劇」に対して、「現代劇」という区別のしかたもある。それゆえ、この名称は、名称としてはあいまいで、むしろ、その対立するものをはつきりさせる時にだけ使う言葉でなければならぬ。こんな自明の理がまつたく無視されて、これも、どうやら、いわゆる「新劇」にもあらず、新派にもあらざる、「大衆的にしてやや新味のあるらしい演劇」を、特に「現代劇」などと銘うつ習慣ができかかつている。怪奇にして危険な現象である。