Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かせいたんけん

火星探険

海野 十三

Lesen Sie 火星探険 (かせいたんけん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 77.522 Zeichen · 155 Bildschirme

Aozora Bunko

と、山木が注意をした。

「大丈夫だ。時間は夕方から二三時間ぐらいあればいい。きっと儲かるよ」

ネッドは、だんだん自信にみちた顔になってくる。

「ネッド。一体何をするのか」

「まあ、それは明日までお預りだ。しかし少し舞台装置がいるね」

「えっ、なんだって、ブタイ何とかいったね」

「ああ、そうなんだ。この箱自動車の中にある布や道具などを利用してもいいだろう。僕は張と一しょに、いい儲けをとってみせるよ。だから夕方から二三時間、この箱自動車ごと僕に貸しておくれよ」

「大丈夫かなあ、またこの前のように崖から落ちるんじゃないか。そうなれば、僕たち四人は破産だよ。村へも帰れやしない」

「まあいい、あたいの腕前を見ておいでよ」

ネッドはひとりで悦に入っていた。

のぞき穴

ネッドはどんな方法で、稼ぐのであろうかと、山木と河合とは話し合ったが、よく分らない。その翌日午前から午後へかけて、ネッドは張と共に走る箱車の中に入ったきりで外へは殆んど出ずに、何か夢中で仕事をしているらしかった。

やがて約束の午後四時となった。

ネッドは、箱の中から運転台のうしろの羽目板を叩いて、自動車を停めよと信号した。