Japanische Klassiker mit Furigana
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ほのおのひと――ゴッホしょうでん――
炎の人――ゴッホ小伝――
三好 十郎
Lesen Sie 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 104.035 Zeichen · 207 Bildschirme
毎日湯に入れてやった。その男が恢復するにつれて、僕は餓えてきた。一カ月して男は助かって、僕の方は病人みたいになった。そしてその男は今ではスッカリ丈夫になって、毎日曜日僕のために神に祈っている。……いや自慢するためにこんな話をしてるんじゃないよ。それに僕はとうの昔に神やキリストを見失っている人間だからね。ただ、そういうこともあると言っているんだ。その男が僕のために、死ぬまで祈ってくれていると言う点なんだ。神だか何だか俺は知らない。しかし、もしそれを神だと言えば言えるんじゃないだろうか? すれば、人間は逃げないで、このままでやって行っても救われるメドは有るんじゃないだろうか?
ゴー ……(先程から、自分の全く持っていないものを持っている人間に対する驚異と感嘆のために、アブサンを飲むのをやめて、ほとんど厳粛な顔になってヴィンセントを見つめていたが)まったく、君と言う男は、おかしな男だ! どうも、うむ。聖なる魂か。
ヴィン 聖なる――? またからかうのかね?
ゴー からかっているように見えるかね? フフ、まったく君という男はおかしな人間だなあ。どうだい、明日僕に君の肖像を描かしてくれないか?