Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ほのおのひと――ゴッホしょうでん――
炎の人――ゴッホ小伝――
三好 十郎
Lesen Sie 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 104.035 Zeichen · 207 Bildschirme
ヴィン (ゴーガンの言葉を全く聞いていない)……(無言で眼を据えて、スーッと洗面台の方へ行き、その隅にのせてあったカミソリを掴んで戻って来て、刃を出すや、いきなり「向日葵」のカンバスをガスガス、ガスガスと切り裂く)
ゴー な、何をするんだ! こら――(ヴィンセントに飛びかかって、その腕を掴む)ホントに気が狂ったのか!
ヴィン 離してくれ! この絵は、君になぞ渡さないぞ!(カミソリを持った手を振りまわす)
ゴー あぶない!(その手をピシッと打つ。カミソリは室の隅へ飛んで行く。なおもあばれようとするヴィンセントを背後から羽がいじめにする)落ちつけ、ヴィンセント! 馬鹿!
ヴィン (酔いと昂奮としめ上げられているため、既に言うことに脈絡がない)くしょう! 俺は駄目だ! ダニだ! テオに厄介になっている価値がない! そうだ、へへ。人真似なんだ! 俺の絵は人真似だ! そうだよ、そうだよ、ポール! お前さんは偉大な画家だ、天才だよ、畜生! 放せ! 俺はな、もう絵なんか描くのよして、ラシェルの所へ行くんだ、耳を持って行ってやる! 放せと言ったら! (しきりともがくが、ゴーガンの強い腕でしめられているので動けない。