Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ほのおのひと――ゴッホしょうでん――
炎の人――ゴッホ小伝――
三好 十郎
Lesen Sie 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 104.035 Zeichen · 207 Bildschirme
ヴィンセントの右手のカミソリを見る。しばらくそうして、息づまる睨み合いが続く。……)
ゴー ……(押し殺した、シッカリした声で)ヴィンセント、どうしたんだ今じぶん?
ヴィン ……(ボンヤリ立って返事をしない)
ゴー どうしたんだよ?
ヴィン ……
ゴー ……(ヴィンセントの顔から視線を離さないままで、ベッドの上の上着に手を通し靴を突っかけて床に立ち、ヴィンセントのわきをすり抜けてアトリエの方へ出て行く。ヴィンセントは無感覚になったように、その後からノロノロとついて出る。彼の手にあるランプの光が、二人の影を大きくいろいろに壁に動かす。そのランプをテーブルの上に置く)
ゴー ……(しばらく、ヴィンセントを睨んで立っていてから)やっぱり、僕は出て行く。ここに居ると君のためにも、僕のためにも良くない。
ヴィン え? 出て行く? どうして? どうしたんだ急に?
ゴー そのカミソリはどうしたんだ?
ヴィン え? こ、これは、これは――(カミソリを見て非常にびっくりして)どう、どうしたんだろう?
ゴー 君も、もう少し気を静めるんだな。僕あ今夜は、どっかその辺の宿屋か、ラシェルの所にでも泊めてもらう。