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Japanische Klassiker mit Furigana

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ほのおのひと――ゴッホしょうでん――

炎の人――ゴッホ小伝――

三好 十郎

Lesen Sie 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 104.035 Zeichen · 207 Bildschirme

Aozora Bunko

アンリ そりゃお前、ストライキだから、しかたがねえよ。

デニス だからよ、俺の言うのは、そのストライキがよ、こんなザマで、この先どうなるんだと言ってるんだよ。会社じゃ、俺たちが黙って言うことを聞かないようなら、四坑とも閉鎖すると言ってるし、今となっちゃ、ワスム中の百軒あまりの家で十サンチームと金の有るとこは一軒もねえんだよ。食えるものと言えば、木いちごや草の根はおろか、猫や鼠やトカゲからひきがえるまで取って食っているありさまだ。

アンリ だってお前、そりゃ、そうなって来たんだから仕方がねえよ。ストライキと言やあ、まあ戦さみてえなもんだ。つまりが戦さなんだから、ことと次第によっちゃ、ワラジ虫だって金くそだって食わなくっちゃならねえ。それが嫌なら、はなっから戦さあ始めねえことだ。

デニス 嫌だと誰が言ってるんだ! 俺あ最初からストライキをおっぱじめることを言い張った人間だ。たかがこれしきのことにヘコタレはしねえ。俺の言うのはな、こんなありさまになって来ているのにだ、こうして俺たちあ、ベンベンとして坐っていていいのかってことだ。いいかよ? ヴェルネは俺たちの坑夫頭で、まあ大将だ。