Japanische Klassiker mit Furigana
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ほのおのひと――ゴッホしょうでん――
炎の人――ゴッホ小伝――
三好 十郎
Lesen Sie 炎の人――ゴッホ小伝―― (ほのおのひと――ゴッホしょうでん――) von 三好 十郎 (みよしじゅうろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 104.035 Zeichen · 207 Bildschirme
アンリ、お前と俺とは組合の四人の代表の中の二人だ。言って見りゃ、責任がある。俺たちがここんとこで、どんな手を打つかで、ボリナーヂュ百二、三十人、家族を合せりゃ四百人からの人間が、生きるか死ぬか、どっちかに決るんだ。だろう? その三人が、こうしてお前、三時間も四時間も、こんな、宣教師の小屋なんぞに坐ったきりで待っているんだ。これでいいのかよ? それを俺あ――
ヴェルネ まあまあデニスよ、お前はそう言うが、ここの先生は俺たちのことをしんから心配して掛け合いに行ってくだすってるんだぞ。
アンリ そうよ! それはまちがいねえぞ! 先生のことをおかしなふうに言う奴あ、俺が承知しねえ! こねえだの爆発の時だって、ここの先生が身の皮あ、はぐようにしてよ、三日三晩いっすいもせず、食うものも食わねえで、まっ黒になってケガにんの看病したなあ、デニス、お前だって見ているんだ!
デニス しかし、そいつは宣教師の務めとしてしているまでじゃねえか。ああしてさえ居りゃ、伝道教会からチャンチャンと月給が送って来るんだからな。なんの心配もありゃしねえ。それにとどのつまりが、お坊さんだ。