Japanische Klassiker mit Furigana
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ぶらいはうたず
無頼は討たず
山本 周五郎
Lesen Sie 無頼は討たず (ぶらいはうたず) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.446 Zeichen · 23 Bildschirme
たところ、鼻猪之め、にやりと笑って、そう事が分れば好都合だと申したそうでござんす」
「死骸の側に証拠の品を残して置いたのも、口惜しかったら腕で来いと云う、果し状同様のやり方なんで」
「一同揃って殴り込みをかけようと支度まで致したのですが、若親分を差し措いて勝手な真似は出来めえ、一太刀でも若親分に恨みをおさせ申さなければと云うので――今日までお帰りをお待ち申しておりました」
吉蔵がその後を括るように、
「あらましは右のような訳でござんす、頭数は減っても佐貫屋一家、生命を捨てて若親分のお力になりますから、どうか一日も早く親分の恨みを晴らしておくんなせえまし」
「そうですか、いや――よく分りました」
半太郎は静かにうなずいて、「どんな訳で父が非業の死に遭ったか、今日までそれだけが気懸りでございました、然しいまのお話では、どうやらやくざらしい死に方をしたという事が分りましてほっと致しました、皆さんにも色々御心配をかけて相済みません、父に成り代ってお礼を申します」
「と、とんでもねえ、そんな」
「それから――」
半太郎は吉蔵の慌てるのを制して、「態々ここまでお迎えを受けましたが、私は御覧の通り堅気の商人、貴方がたと一緒に道中は出来ません、勝手ながら一人で参りますから、皆さんはどうか別においで下さいまし」