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Japanische Klassiker mit Furigana

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どくほんどじょうりくさくせん

独本土上陸作戦

海野 十三

Lesen Sie 独本土上陸作戦 (どくほんどじょうりくさくせん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.443 Zeichen · 19 Bildschirme

Aozora Bunko

とか「金博士、只今、バーミンガムの特殊鋼工場へ、マンガン鋼五十トンの注文を発せり」などという工作関係のニュースは入っていなかったのである。ゴンゴラ総指揮官は、飛行機にのって特殊飛行をやってみたい衝動に駆られて、弱った。

ついにゴンゴラ総指揮官の勘忍袋の緒が切れ、警衛隊に命令して、金博士をオムスク酒場から引き立て、官邸へ連れて来させたのであった。そのとき金博士は、へべれけに大酩酊のていたらくであった。

「うーい。こら、こんな面白くない酒場へ引張って来やがって。こーら、そこにいる大将。早くジンカクを持ちこい」

ゴンゴラ大将は、仁王様がせんぶりの粉を嘗めたような顔をして博士のぐにゃぐにゃした肩を鷲づかみにした。

「これ、金博士。いかに酒好きとはいえ、酒ばかり呑んで、吾輩との約束を無にするとは遺憾である」

総指揮官は、極力腹の虫を殺して、春の海のように穏かに云った。

「おお、お主はゴンゴン独楽のゴン将軍じゃったな。今聞いてりゃ、聞いちゃいられねえことを余に向っていったな」

「吾輩は、三週間、いらいらして暮した。その間博士は酒ばかり飲んで暮した。例の仕事には、すこしも手がついていないではないか」