Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 174.521 Zeichen · 344 Bildschirme
殿様としての生活の立場がこういうところにもあるわね。将来の作家には大した仕事がひかえています、大きい規模で事件を全輪廓においてとらえつつ、自覚ある性格の活動が統一して描かれなければならないのだから。この節の作家のように一二枚の新聞用原稿に、維新頃の壮士文学のような肩ひじ張ったポーズを示して満足していたとしたら、こういう大事業はいつ、どうしてなしとげられるでしょうね。
合点の上にも合点すべきということは全くであると思います。
この前九日にかいた手紙につづいて、又巻紙に歌かいてお送りしました。ついたかしら。
九日にかいて、きょうは十七日だから御無沙汰になりましたが、間で、初執筆をして居たので。二通りかけなかったの。
私たちに白藤をくれた古田中夫人(母のいとこ)のこと名だけも覚えていらっしゃるでしょうか、あのひとが、やはり糖尿で、十六年の十二月十何日かに死にました。こんど追想集が出るについて、私にもかいてくれと云われ、それをかきました。二十枚ばかり。「白藤」と名づけました。
本になったらどうぞきびしく読んで下さい。きびしく、というのは、わたしが、どの位ものをかく上で常態に復したか、それが知りたいからよ。