Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 374.755 Zeichen · 745 Bildschirme
私の三遍お辞儀の願いも黙認というわけでしょうか、どうぞこれもよろしく。今から雷よけをしておきます。
三日にはね、午後二時ごろまで、時間を浪費したあげくやっと二時間ほどでした。五日も無駄足。七日は全然出かけません。これでどうやら私の仕事は息をつきますから、何でもよしあしなものね。三日の二時間のうち二三分のエッセンスあり。劇的会話というようなものもいろいろの場面にあるものです。
五日には、バスで往復して、復のとき体がしゃんと立てない位気分わるくなって、きのうは一日ねました。そしたら夜S子さんが来て、心配して御主人よこしてしらべてくれました。そしたら心臓の音はすんでいるし、尿をしらべたら蛋白も糖も出ていないで本当に可愛いわが体と思い、うれしく、大切に劬って使おうと又改めて感じました。手のひらにひどく痒いところが出来て、それは末梢神経がどうとかなって、神経衰弱の徴候なんですってね。ふくらはぎのつるのとともに。疲労から来ているのだそうです。たまった疲労の由。だが私は又ひとしきり終ったらよく眠って、すこし郊外散歩でも寿江子をひっぱり出して、それでなおりますから、どうか御心配は無用です。